エポペから生まれて今年21年目を迎えたNPO法人HINTの講演会のご案内です。今回は、エボラウイルスなどの感染症について専門家にお話しいただきます。どなたでもお越しください。参加無料・事前の予約もご不要です。
HINT 講演会のご案内
「世界に広がる感染症の現状」
講師:狩野繁之
(国立国際医療研究センター 研究所 熱帯医学・マラリア研究部 部長)
日時:6 月 27 日(土)15 時~17 時 会費:無料
場所:新宿区落合第一地域センター第2集会室
(最寄駅・案内図/修正いたしました。お詫びして訂正いたします)
http://www2.odn.ne.jp/~hak32900/index.html
アフリカを中心に広がったエボラウイルスの猛威。収束させるための方策とは何か。
さまざまな感染症の専門家である狩野先生からその対策についてお話をうかがいます。
【講演内容】 私たちが住む地球上には、気候・風土・文化・社会環境に特有なエコシステムが存在し、さまざまな地域特異的な病原体がヒトや動物との間を行ったり来たりして、ヒトに大きな疾病負荷を与えている。寄生虫のように比較的ヒトに適応したものから、エボラウイルスのように、極めて有害で、感染すると死亡率の高い病原体がある。ヒトによる地域の開発、それに伴う環境の変化、食材やヒトの移動による疾病の拡散など、感染症の疫学は多元的な視角で捉えなければならない。デング熱やマラリアの日本国内での再流行も心配な今日、世界規模での感染症対策を考えなければならない。
【プロフィール】 狩野繁之 (かのう しげゆき)
群馬大学医学部卒、同大学院博士課程(寄生虫学専攻)修了。同大学寄生虫学教室助教授を経て、1998年より現職(国立国際医療研究センター 研究所 熱帯医学・マラリア研究部 部長)。筑波大学基礎医学系教授、ラオス国立パスツール研究所寄生虫研究室長、フィリピン大学公衆衛生学校客員教授、日本熱帯医学会理事長、日本カトリック医師会副会長、カトリック社会問題研究所幹事、などを併任。趣味:書道、空手、マラソン。
HINTニュースレター
http://www.epopee.co.jp/hint/community/library/backnumber/201506.pdf