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エポペ航行日誌
2011年、明けましておめでとうございます。昨年のクリスマスの出来事
2011-01-03-Mon  CATEGORY: お客さまの紹介

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。
 本年は、より安心な価格で、さらに安全な食材を使うことを、一層心がけてお待ち申し上げております。

 おかげさまで、店内のカウンターの改装工事も順調に進み、1月8日(土曜日)午後6時30分より、お披露目を兼ねてのエポペ新年会がございますので、皆さまどうぞお越しください(新年は1月6日木曜日より営業)。

 お客さまを中心として、ベトナムの医療支援やコンゴでの教育支援に努力しているNPO法人(東京都認証)HINTの活動も17年目となります。あわせまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


 さて、お正月の三が日ではありますが、今回のクリスマスシーズン(降誕節)は1月9日までなので、先日エポペで行われたクリスマスでの出来事について、少しご報告をさせていただきます。

 大賑わいのその夜、突然、「先生!」という小さな悲鳴がカウンターの外から聞こえました。立錐の余地もないほどのパーティ会場ですから、周りを見回しても咄嗟には「現場」がわかりません。

(倒れているのも先生なら、見守っているのもいろいろな先生が多いので、ややこしい…)

 しかし、そこはエポペのクリスマス。お客さまの元レスキュー隊員が人ごみをかき分けて駆けつけ、携帯の手袋を装着するとすぐさま救命処置に入りました。

 倒れたのは古くからいらしている中・高の理科の先生で、声の主はその元教え子の女性たちでした。いつもエポペの宣伝をしてくださる先生で、教え子たちを連れてきてくださったのです。

 「ドクター!」、常連の医師に声がかかります。ここに専門の先生がおられたのは完璧なタイミングでした。
 常連のお二人が酒を飲んで絡み合うのはいつものことですが、今日はなんと立派な仕事ぶり(大変失礼!笑)。

「顔を横に…」「脈がちょっと弱いな…」「意識が混濁気味…」「うちの病院に運ぼう」「救急車の手配」

 この間、わずか数分。面目躍如とはこういうことを指すのでしょう。流石に三十年もやっていると、たまにはこのような事態が起きることがあり、その度に肝を冷やしますが、きょうはお二人がいるので安心して見守っていられます。

(と言いつつ、最初、「110番」に電話してしまったのは、このわたくしめ……)

 歌舞伎町に出張してきてくれている救急隊がすぐに大勢で到着。いつもならクリスマスの晩ですから搬送先を探して大変な時間がかかるところですが、救急車がドクターカーに早変わりで、行き先も目と鼻の先の救急病院ですから早い早い。

 スタッフたちに後のことは任せ、教え子の方たちとわたしも病院に向かいます。処置室に入ると、多くの患者さんが横になっています。

 なんと、そこにもまた別のお客さまのドクターが。こんなクリスマスマスの晩にも働いている人がいることにしみじみ。

 早速、白衣に着替え、顔つきも凛々しくなって別人のように見える(ホメテイマス! 念のため・笑)ドクターが結果を説明してくださり、念のため、緊急入院(このような晩に、これも普通ならありえない話)できることに。

 テキパキと仕事をこなす彼の姿に、一緒に恩師に付き添っておられた教え子の方たちも、ちょっと目がハートマークです。

 実は、その病院こそは、ネラン神父が現在入院している(それなりに元気なのでご安心ください)病院でもあり、翌日、先生はネラン神父のお見舞いもできて元気に退院できたというオマケがつきました。

 神の恵みの中で出会いが広がるということはこういうことではないでしょうか。

 さらにその後、治療にあたってくださった先生たちや、心配して最後まで残ってくださったお客さまたちと、朝まで飲み直したことは言うまでもありません。


 今年も一年間、きっといろいろなことがあるに違いありませんが、こうして、助け合いながら(飲みながら?)、元気に過ごしたいと思います。

 そしてまだ、エポペの美しい冒険を味わったことのない方も、どうぞ、お気軽にお越しください。
 楽しいひとときをご用意して、スタッフ一同、こころよりお待ちしております!

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